超能力都市アクセラ
超能力都市アクセラは北太平洋の真ん中に作られたフランスくらいの規模の人工大陸で超能力者80%で構成された都市国家。
元は220年前突如現れた世界中の超能力者達を隔離、保護、研究するために作られた島を拡張した結果国家として成長。
以来、世界で度々生まれる超能力者達を輸送し超能力者は原則アクセラに居住する事が義務になっている。
入国方法は安価な飛行機や船が多く、次点で大型飛行バス、そして上流階級や重要人物が主に使用するワープ装置がある。
少なくとも超能力が社会で発覚した場合は各国に拘束、保護された上で手の甲等にICチップを埋め込まれアクセラにやって来る。
各国からは未知の能力を持つ人類達の楽園とも、危険な存在の隔離施設とも、人類の進化を担う未知の場所とも、様々な意見がある。
ICチップ
アクセラ国民はICチップを埋め込まれ管理下に置かれる代わり毎月一定のポイント、高校までの教育や就職が無償で約束される。
身体の何処かにあるICチップが財布代わり(支払い)、身分証明に使える。(一応スマートフォンでも可能。)
しかし、中にはその様な管理体制を拒み、ICチップを手術等で除去してインフェルノ区と言う法外の区へと逃げる者もいる。
そしてその様な者の元に生まれた者は当然ICチップを埋める事が出来ず政府にその存在を認知されず戸籍も無く彼らはデーモンと呼ばれる。
偽造ICチップについて
一部の裕福なデーモンが使用するインフェルノ区外でも移動や支払い等が比較的容易になる非合法のICチップ。
これがあればインフェルノ区外のセキュリティに引っ掛かる確率も下がりますが絶対では無く質にも差があります。
正規品に比べれば破損もし易く、偽造ICチップの所持は現行犯逮捕される重罪ですのでリスキーです。
デーモンが国民同様の存在になれる絶対的な物ではありません。
超能力の範囲
アクセラは完全に外界と遮断されており、またどんなに強力な超能力も外界には効果がない。
透視や念写も外界には届かないしテレポートも外の世界に脱出する事は出来ない。
アクセラ大統領ラキ・ラ・オルミアとラボ・サヴァンのテクノロジーに寄る所が大きい。
内外の連絡手段
一応家族とも検閲ありの手紙や短時間の通話は可能。
或いはセントラル区にある面談所(リモート通話が出来る施設)に連絡を入れ監視と制限時間ありで多少の長期会話する事も可能。
贈り物をしたりお金を振り込んだりと言う事も可能ではあるが直接会う事は出来ない。
人種
アクセラはこの数百年世界中から様々な超能力者を集めており様々な人種が混ざっている。
そのため文化等もバラバラであり、名前も様々。人種差別的なものはあまり存在しない。
言語に関してはラキ・ラ・オルミアの力とテクノロジーに寄ってどんな言語を話していても書き記しても不思議と通じる。
無能力者
無能力者もアクセラには20%の割合で存在している。
能力にも遺伝は存在しているが無能力者が生まれてくる確率は低くはない。
そう言った無能力者は成人後外界へ行く事が推奨される。
多額の年金、保証金、就職のサポート等も充実しており自身の家族の身内の元や独り立ちする者も多い。
逆にアクセラで社会貢献を望む者等も少なからずおり、その場合はアクセラで生活する事も問題は無い。
差別
人種差別やジェンダー差別等は殆ど無いと思ってください。
シングルや低ランク能力者は割合から見て多数派ですが、低ランクを嘲笑する空気も多少は存在する。
ダブル/トリプルの特に高ランクはその性質から差別や畏怖の対象になりがち。
無能力者に対しては良く思わない国民も居る様ですが概ね一国民として受け入れられている。
最も明確な差別対象となっているのはICチップを持たないデーモンであり彼らは国民として認められていない。